動脈硬化の予防の効能を持つ炭酸泉ですが、日本では非常に珍しい温泉でもあります。
というのも、日本のような火山国ではお湯の温度が非常に高くなります。
お湯の温度が高くなると、炭酸が気化して抜けてしまうのです。
これが日本で炭酸泉が少ない理由です。
また、長湯温泉のラムネ温泉が32度と温度が低い理由でもあります。
一方、ヨーロッパでは温度が低い温泉が多いので、自然に湧き出る温泉も炭酸がたくさん含まれています。そのため、日本よりも炭酸泉が多い傾向にあります。
ヨーロッパでは単なるミネラルウォーターではなく、下記のような炭酸入りのミネラルウォーターがよく飲まれているのも、湧き出る温泉の性質と関係があるようです。
サンペレグリノ イタリア産 59%OFF |
Perrier/ペリエ フランス産 37%OFF |
ペリエレモン フランス産 34%OFF |
ヨーロッパではレストランで「お水下さい」と言う場合、「炭酸なし」と付け加えないと炭酸入りミネラルウォーターが出てきます。
そのくらい、「日常で飲む水=炭酸入り」という認識が当たり前になっています。
ちなみに、炭酸水を飲むと、胃から吸収されて胃の運動が活発になり、食欲を増進したり便通を改善すると考えられています。
話を炭酸泉の温泉に戻しますが、ヨーロッパでは古来から「炭酸泉は心臓の湯」と呼ばれ、レジャーだけでなく治療としても多くの人に親しまれてきました。
特にドイツは世界一の炭酸泉国です。
ドイツの「バーデンバーデン」というヨーロッパ有数の温泉地では、13種類の温度と成分の異なる温泉があり、温泉治療を目的に世界中から多くの人々が訪れています。