三朝温泉(みささおんせん)は鳥取県東伯郡三朝町にある850年の歴史を持つ日本が誇る温泉地の1つです。
三朝温泉は三徳(みとく)川沿いに大小合わせ27の旅館が軒を連ね、雄大な山々に囲まれているため緑豊かな自然に触れられます。
また、三朝町は古き良き時代の面影を残す温泉街でもあり、古湯の魅力に溢れられる温泉地です。
三朝温泉は免疫力や自然治癒力を高める効果があると言われているラドン含有量の放射線泉では世界屈指の温泉です。
そのため、山陰有数の湯治場(「とうじば」と読み、温泉や薬草入りの湯に入って病気を治療する場所)でもあります。
その効能には、リウマチ・神経痛・痛風・高血圧症・糖尿病・気管支喘息・消化器系疾患などがあり、入浴だけでなく飲泉でも各種効能をもたらしてくれます。
最近では吸う温泉として呼吸器系統に良いと注目され、使って良し・飲んで良し・吸って良しの温泉としても名が知られてきました。
そのため、「温泉での保養」や「病院での治療」を目的として、日本全国から数多くの人が訪れています。 俳優の植木等さんも、生前に肺の養生に訪れていたと言われています。
三朝温泉は「三たび朝を迎えると元気になる」と言い伝えられるほど、身体に良いと評判の温泉で、実際に三朝町の住民は長寿の人が多いのです。
三朝町は人口が約7000人ほどの小さな町ですが、2010年初頭には100歳以上の人が12名もいます。
これは全国平均の5倍なので、明らかに健康長寿の町です。
現地の人は三朝温泉の効果・効能を次のように語ります。
「風邪ひいている時に、ここに入ると治ってしまう」
「ムチ打ちに良い」
「腰が痛い時に、ここに来ると楽になる」
健康な身体を取り戻したい人は、三朝温泉の温泉宿に1週間ほど滞在して、吸う温泉を体感してみてはいかがでしょう。